ウリ坊の楽しい毎日

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zoom RSS 扉は閉ざされたまま〜石持 浅海

<<   作成日時 : 2011/11/06 18:54   >>

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画像この作品は、最初から犯人が分かっている倒叙物のお手本のようなものです。
犯人は「伏見」、被害者は「新山」、探偵は「優佳」。
他に「安藤」、「上田」、「大倉(優佳の姉)」、「石丸」の7人が全ての登場人物です。

犯人も殺害方法も、最初から提示されていますので、この作品のみどころは、「どうして扉が閉ざされなければならなかったか」、「どのほころびから犯行が明らかになるか」の2点になります。

扉が閉ざされた理由については、注意深い読者なら、読み進むうちにだいたい、想像ができると思います(もちろん、完全正解は無理でしょうが、当たらずとも遠からずの想像は可能です)。

ですから、犯行が露呈する過程(扉が開けられるまでの過程)がこの作品の最大のポイントとなります。

伏見と優佳の行き詰まるような心理戦(読者は、伏見の側からそれを見ることになります)。その経過で、優佳が怜悧な頭脳を持つことは、しつこいくらい記載されています。
それは、若干、飛躍がある思考でも、読者に納得させるための予防線なのでしょうか。
画像
倒叙物が苦手なウリ坊ですが、伏見(犯人)と優佳(探偵)の行き詰まるようなやりとりがおもしろくて、一気に読に終わってしまいました。

ジワジワと犯人が追い詰められ、探偵が真相にたどりつく経過は、読んでいて苦しく、まるで自分の犯罪が暴かれているような気持ちになりました。

もちろん、それが筆力というものでしょうが・・・ウリ坊はミステリーを娯楽と考えているので、この手の苦しさは味わいたくありません。それなら、最初から倒叙ミステリーを読まなければ良いのですよね〜〜分かっているのですが、評判が良い作品だと、つい、買ってしまいます。

話は全然、変わりますが・・・・
ウリ坊自身は、ほとんど将棋に関する知識が無いのですが、家族に将棋好き(六段)がいるため、先日、フォレスタヒルズで開かれたリコー杯女流王座戦を見に行きました。

会場で、中村太地五段という棋士の方と少し、お話しする機会があり、また、サイン色紙を頂くこともできました。
中村五段は、将棋ファン以外には、まだ、それほどは有名では無い棋士かもしれませんが、現時点で最強ともいえる実力の持ち主だそうです。

外見は、棋士と言うより歌舞伎役者のような端正な顔立ちで、物腰も柔らかく、優等生が大人になったような育ちの良さを感じました。

中村五段が、近い将来、名人や竜王になられた時、この色紙の価値が∞(無限大)になりそうです。
中村五段〜これからもがんばってください!!
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
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石持 浅海

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
僕は囲碁の片岡9段に指導碁を受けたことがあります。
棋士の方は勝負士であるだけでなく知的な競技であること深い洞察力がいることなどから品格のようなものを感じます。
縄文人
2011/11/13 22:33
縄文人さん、当日もプロ棋士による「指導対局」というのが行われておりました。棋士一人が同時に数人と対局(指導)するという形式で、さまざまな年齢層の人がチャレンジされていました。
縄文人さんも良い経験をなさったんですね!
棋士の方は、たまにはこうしたファンサービスも気分転換になるでしょうね。
ウリ坊
2011/11/20 11:35
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